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Showing posts from 2012

断熱塗料テスト中です

ヒュース・テンの工房にあるエクセルキルン324のボディで断熱塗料をテスト中です。これは本来建築の屋根や外壁に塗布する塗料です。ヒュース・テンの屋根はトタン屋根なので夏の暑さで部屋の中は異常な高温になります。もちろん窯をたいてテスト焼成をする時はさらに温度が上昇します。 というわけで屋根に断熱に効果があるという塗料を塗布した際に、テストで窯の一部に塗ってみました。窯の中が1250℃の時に外のステンレスはかなり高温になりますが、この塗料を塗った部分は明らかに低温です。もう5年ほど経ちますが立派に役を果たし、まだなんともありません。

生誕125年バーナード・リーチ展が開催されます

朝日新聞社主催の「生誕125年 東と西の出会い バーナード・リーチ展」がいよいよ8月29日より日本橋高島屋8階ホールにて開催されます。ご希望の方に入場券を差し上げますので返信用の封筒にお名前ご住所を書き切手を貼り「バーナード・リーチ展入場券希望」とお書き添えの上、ヒュース・テンまでお送りください。 数に限りがありますので、必ず、送る前に電話で入場券がまだあることをご確認ください。 →  恐れ入りますがお申し込みが多く、会期前ですがチケット差し上げは終了させて頂きました。 8月12日午前10:30

サンドブラストで遊びました

ピンク足のかわいらしいサンドブラスト機 ビニール手袋を取り付けました 「サンド(砂)」の貯まる底の部分 シールで模様をペタペタ なんとなくそれらしい模様、本当は花びら部分を曇りガラスにしたかった。 技術の加藤さんが倉庫でごそごそしていたと思ったら段ボールでサンドブラスト機を作ってこっそり遊んでいました。どこかから届いた荷物に使われていたピンクの固紙を足にして、いつの間にか買ったアクリル板を窓につけて、かわいらしい風情です。 そこで私も遊ばせてもらいました。ガラスコップにとりあえずシールを貼って模様を作り、その回りにサンドブラスト。理屈がわかればこんなに簡単に出来るんだ!但し市販のシール表面はサンドガンによって簡単に吹き飛ばされました。 でもシールを剥がすと、何となくそれらしい模様。これはセロテープなど、もっとガラスに密着する材質で模様の型紙を作るとさらに綺麗な線になるのでしょう。また本当は模様の部分をサンドブラストしたかったので、この型紙のポジとネガを反対にしなくてはいけなかったのです。それをカットするのは大いに難しそうですが。 何を「サンド(砂)」にしたかは内緒。かなりもったいない材料を使ったのでとても言えません。材料には本当の砂を買って来て使うのが良いと思うのですが、何メッシュくらいが良いのかこれから研究です。 倉庫が狭いので、みんなが一通りサンドブラストで遊んだら、また壊されることになるかもしれません。何事も経験。遊びが大切です。

クレスの窯、大型日本製窯、修理です

クレス電気窯 クレス窯内部・キルンシッター方式です 大型日本製・交換前のエレメント 大型日本製・交換後のエレメント 大型日本製・配線一部 このところ、電気窯の修理が続いています。クレスの窯は何度も修理依頼を受けていますが、今回もある学校からの電話。行ってみるとスタンドも本体も、ケーブルも全部ばらばらで保管されていました。中を見るとキルンシッター方式です。これは点検後、簡単に使えるようになりました。 大型の扉式窯はエレメントの劣化で温度が上がらなくなっていました。日本製はほとんどがエレメントがむき出しのタイプです。交換はかなり大変な作業ですが無事終了、きれいになりました。すぐに貯まっていた作品の素焼きです。

グッゲンハイム美術館のカテラン回顧展終わる

もう過去のことになってしまったが、この秋(2011年11月14日〜2012年1月22日)、ニューヨークでショッキングな(首つりの)ポスターが地下鉄のあちこちにつり下げられていた。 建築家フランク・ロイド・ライトがデザインした螺旋状の美術館として名高いニューヨークのグッゲンハイム美術館で開催した、イタリアの現代美術家 マウリッツィオ・カテラン の 回顧展 『ALL』のポスターだ。 1980年代後半から作り続けた130点の「物体」がつり下げられている。カテラン氏は1960年生まれ、イタリアの パドヴァで育った少年時代に経済的苦難、学校での体罰、などの経験から、権威に対する極度の不信、痛烈な批判、労働への軽蔑を記憶付けられたと言われる。彼が「死の記念碑」と表現する動物の剥製や権威者を生きているように表した蝋人形は見る人に強烈な印象を与え、時に不快感を生む。 グッゲンハイムの螺旋状の回廊の中心にある吹き抜けにこれまでの作品・130点をほぼすべて吊り下げるという方法をとっているが、この展覧会はグッゲンハイムでしか可能でなかっただろうと思われる。まさに建物の構造によって横から下から上からと見る位置を変える事が出来る。そして作品も表情を変える。ただ、動物好きにとっては耐え難い「作品」オンパレードだ。

デンマークの電気窯修理しました

送られて来たコントロールボックスと電源部分 コントロールボックスの内部、この中の部品が不具合だった 新たな修理依頼があった。デンマーク製の電気窯らしい、とのこと。送られて来たのはその窯のコントロールボックス。新しい窯とコントローラーはいつでも興味いっぱいだ。国によって考え方やデザインの違い、文化的な面まで垣間見える。アメリカ製の窯でもヨーロッパで使われる窯は要求される事柄が異なるので仕様も違う。 ところでこの窯は SCANDIA OVNEN AS と書かれている。突然電源が入らなくなった、修理出来るだろうか、という連絡だった。ヒューズがあったので交換してみたが変化なし、とのことだ。 というわけで、本体から電源部とコントローラーを取り外して送られて来た。さて、これはどこが不具合だったのでしょう?コントロールボックス内部の写真にヒントがあります。一部の部品を直し、すっかり修理完了です。これで一件落着。もう無事に焼成出来ます!

日本製電気窯の修理

暮れも押し迫ったある日、 「ヒュース・テンのホームページに、どんな窯でも直せると出ていますが日本の窯でも 大丈夫ですか?」 と電話がかかった。 「見せていただいた上で必要な部品が手に入れば修理できます」 と答えると、 「もう車に積んであるので持って行きたい」 とのこと。 やってきたのは「窯わん」という窯で、作っていた会社がもう製造を止めてしまったので困っている、ということだった。 技術がお預かりしてその日のうちに点検。 リレーに行くケーブルの接続に問題がありそれが原因で弛みが生じていたことがわかる。部品の交換の必要も無く直すことができた。ただ、ねじをひとつ間違えると窯を支えている両側の壁から、窯本体がドスンと下に落ちかねない構造とわかって驚いた。 2、3日して引き取りにやってこられた窯のオーナーの方とお話をすると、実にユニークな陶芸教室を計画されている。興味をそそられて、 この欄で紹介させていただきたいと思った。 「ヒュース・テンのブログで紹介させていただいて良いでしょうか」 と伺うと 「いいですよ、僕も ブログ でもうヒュース・テンに窯を持って来た事を書いてあります」 とおっしゃる。 最初、窯を車に乗せて出張陶芸教室を計画しておられるとのことだったので、窯を移動させるのは窯にとって望ましくないと心配していたが、今は焼成はご自宅でと考えておられるという。 けれどそのアイディアといい、問い合わせの電話があってすぐに窯もやって来たこと、「陶芸屋台」構想(!)、複数の拠点、陶芸にかける情熱、どれをとっても熱い気持ちが伝わってきます。しかもそれをがむしゃらでなく、涼しい顔をして、楽しみながら進めておられる!! ホームページを拝見すると、伺ったお話よりさらにいろんな情報がつまっていた。お父様は実はうちの昔からのお客様である陶芸家だった! 都内23区は2輪で出張教室。しかも、近接する都道府県への出張費は10キロあたり100円とある。これでは交通費も出ないではないか!フットワーク軽くどこへでも「自由に!身近に!手軽に!」陶芸を楽しんでもらう為に、という意気に感激。ヒュース・テンでも多いに応援させていただこうと思う。 お友達同士やイベントなどで陶芸を楽しみたい方、お教室も何カ所か準備されておられるのでお近くの教室

「荒木高子展ー心の深淵に迫るー」開催中です

兵庫陶芸美術館で荒木高子の回顧展が開かれています。1月28日、館長の乾由明氏による記念講演会「荒木高子の人と芸術」があります。荒木高子はもろく崩れ逝く聖書をテーマに高い精神性を持つ作品を作り続け、海外でも高い評価を受けています。

hus-10のブログは動的ビューです

お気づきの方もいらっしゃると思いますが、ヒュース・テンのブログは動的ビューになっています。左上のバーの7種類の方法で閲覧できます。いろいろ選んでご自分にとって見やすい方法でご覧ください。それぞれに特色がありますが、お勧めはSidebar, Flipcard, Timeslide。 Sidebar(サイドバー)は左にタイトルとサムネイルの写真がついているので読みたい記事を選び易くなっています。 Flipcard(フリップカード)は写真と記事の一部がまるでサンプルボードのように表示されます。またFlipcardが選ばれていると、その下にRecent, Date, Label, Authorと4種類のソートが出来ます。Labelでは展覧会情報とその他の記事を分けて表示してくれます。またDateを選ぶと、掲載日別の写真が表示されます。 またTimeslide(タイムスライド)は右側にタイトルが時系列に。左に写真が掲載されています。 下記は Bloggerのホームページ に掲載されている7種類の動的ビューの説明です。お好みのビューでお楽しみください。 Classic : 従来のテンプレートを今風にアレンジしました Flipcard : 写真をページにタイル状に表示します Magazine : すっきりと洗練された編集スタイルのレイアウトです Mosaic : 画像やテキストをさまざまなサイズでモザイク状に表示します Sidebar : メールの受信トレイのような表示で、閲覧ページをすばやくスクロール、表示できます Snapshot : 投稿をボードにピンで留めたようにインタラクティブに表示します Timeslide : 投稿を時系列に沿って縦に表示します

東京陶房でエレメント交換しました

八王子にある陶芸教室、 東京陶房 におじゃました。還元用ガス窯、大型電気窯、そしてエクセルキルンを備えた大型陶芸教室だ。いつも主幹のN氏がエレメント交換をされるが、今回は事情があってヒューステンの作業となった。 広々とした空間で生徒さんは作陶に没頭している。先生はこれまたご自分の何か調べ物をしておられる。ゆったりとした静かな時間が流れている。ここでは生徒さんが自分の作りたいものを自由に作り、先生は必要な時にいつもそこにいてくれる、という存在に感じられる。 いくつもの陶芸教室に伺うが、この陶芸教室は「原則として作品の大きさ制限がない」数少ないお教室だ。極端に言えば窯に入れば良いということらしい。とはいっても、ひとつで窯がいっぱいになってしまうような作品を焼成するのは大変な労力と思うのだが、、、。 入るときには気がつかなかったが、帰りに見ると入り口の脇に大きな彫刻が置いてある。先生の作品なのだろうと思ったが聞きそびれました。