Skip to main content

Posts

Showing posts from 2015

今井一美・林真実子展

今井一美 1966年千葉県生まれ。東京芸術大学大学院陶芸専攻科卒 飾って楽しい、使って楽しい野菜や花、果物の優しいうつわたちです。ホテルニューオータニのロビー階真ん中にある由緒あるギャラリー、寛土里(かんどり)で展示されます。 林真美子 1959年東京都で生まれ。慶應義塾大学文学部美学美術史学科卒 掻き落とし象嵌のマグや角皿、小物、花器など。

箕浦徹哉・半田濃史 二人展

祭器を思わせる箕浦さんの うつわたち。失透の釉で漆器のような不思議な表情を醸しています。新宿の伊勢丹で展示中です。

小林敦展

瀬戸で原土から制作しておられる陶芸家、小林敦さんの陶芸展 「陶芸歴30年、昨年モロッコの青の街へ行き刺激を受け、新たなる作品制作に挑戦しています」

神農巌・隠崎隆一展

2014年度日本陶磁協会賞・金賞受賞記念 会期 2015年9月28日(月)〜10月3日(土) 会場 壺中居 中央区日本橋3-8-5 T:03-3271-1835

坪井明日香陶芸展

釉薬テスト・不思議な模様ができました!

ベルベット下絵具V389の上にホワイトペブル 低温特殊釉 ホワイトペブル 左:V389+ホワイトペブル 右:ホワイトペブルのみ 今まで扱っていた釉薬を異なる使い方をしてみました。その結果とても不思議な模様が生まれました。釉薬と下絵具の相性や収縮率の違い、原料の組み合わせなど、様々な要因があるのだと思います。綺麗で不思議、謎の現象、でも規則性があり、ある種繰り返すことが可能だと示唆しているように思えます。 粘土:テスト用に仕入れたアメリカの低温焼成用白粘土 焼成:コーン番号05で高速焼成 窯:ベビーキルン 施釉:素焼きタイルに下絵具V389を塗った。その上に、アプリケータに入れたホワイトペブルを丸く落として行く。 焼成後:ベルベットの上に落としたホワイトペブルが、その場所だけベルベットをめくったように収縮して三角の魅力的な模様を作った。まるで食虫植物の花のようだ。

ロシアからお客様みえる

ヒューステンには日本全国からはもちろんだが、海外からもちょくちょくお客様が見える。韓国、中国、アメリカ、イギリス、フランス、、、でも今回は、思いもかけない国からお客様がやってきた。 半年以上前のことだが、暮れも押し迫ったある日、ヒュース・テンのガラスドアの向こうに大柄の男女が並んでルーシー・リーのポスターを見ている。何やら話をしていてから、ここだ、ここだ、というようにドアを開けて入って来られ、英語で「ロシアからきました」という。 「日本に観光で来て明日の飛行機で帰ります。ネットで探しまわってようやくヒューステンにたどり着きました。AMACOの釉薬が欲しくていろいろメモしてきたのです」と紙切れを出し、見たい釉薬を次々におっしゃる。 アマチュアの陶芸家の方らしいが、熱心さはこちらが驚くほどで、次々にみたい釉薬をあげて、見本をご覧になる。特に、Amacoの低音特殊釉に興味がおありのようで、アロヤ釉の使い方やサンプルについて詳しく聞かれた。変わった釉薬を使ってみたくて仕方なかった、こんな(アロヤ釉)表情の釉をずっと探していた、日本に来てきっと買えると楽しみにしていた、とのことでいろいろな釉を買っていかれた。 滞在の最終日、貴重な1日を使って来てくださったことに感激。しかもヒューステンのホームページの地図にも英語は載っていないのに西武新宿線というマイナーな交通機関を使って大変勇気のいることだったろうと思うが、気軽に楽しんで旅をしてこられたことが伺える。明るいお客様だった。 この春にはカナダからのお客様がいらした。その方は日本に来られて、カナダの陶芸家の友人に日本の伝統的な釉薬をお土産にしたい、とのことだった。川越からママチャリに乗って30キロ以上を走って来られた。在庫がなく取り寄せだったが、受け取りにも自転車で来られた。迷って迷って決めた黄斑紋釉。還元では釉の厚さによってオレンジからベージュの表情を見せる、優しく個性的な色だ。同じく厚みで表情が変わり、炭など入れると極めて表情豊かなチタン釉も。カナダで日本の釉薬は気に入られただろうか、プロの方ということなので、還元用でも問題なく試されたことだろう。 レシピさえあれば、ほぼ全ての釉薬は海外のどこででも手に入るだろうけれど、日本のメーカーはそれを明らかにしていない。使われる原料は決まったものであ

キルンはピザ窯に使われています

ご存じですか?アメリカの陶芸用電気窯はピザ窯として最適なのです! ニューヨークのピザ・バー。おしゃれで効率的、スタイリッシュな、ヒュース・テンのオリンピックキルン。ラク焼きに使われるラクーキルンをピザ窯に使っています。窯に一旦電源を入れると、自動焼成で一定の温度にキープします。あとはピザを入れて1〜2分。一人分の焼き上がり。薪窯や石焼と同じこんがりとした仕上がりです。薪で温度を調整する必要もありません。 アメリカの大学でよくピザパーティをします。特に陶芸クラスなどで学期末や課題が終わった時など、陶芸窯でのピザパーティの声があがります。家庭用オーブンとは比較にならないほど高温が可能なのでピザにはうってつけなのです。しかも焼くのはトッピングにもよりますが、1枚2-3分なので次から次に焼くことが可能。それぞれ材料を持ち寄り、またピザのドウを冷凍で売っているので簡単にピザの出来上がり。 オーブンで焼くより石窯のようにおいしく出来ます。ヒュース・テンでもエクセルキルンEX324でピザパーティをします。もちろん棚板ではなくピザ用鉄板を使います。棚板はアルミナを塗ってあるので直接は使えません。また、熱風が上に流れますので、フタを開けるときは十分注意が必要です。その点、窯の本体が上に上がるラクーキルンはピザにうってつけ。プロも、おしゃれで火の加減をみる必要がない(なにしろ全自動です!)オリンピックキルンを好むピザ・バーのオーナーが増えています! オリンピックキルンはベビーキルンを作っている会社です。コントローラはベビーキルンと同じ3キーの簡単操作全自動です。