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Showing posts from February, 2007

価格について

前回カタログを準備中と書きましたが、内容について補足します。 皆様にとって一番関心をもたれるのが価格と思いますが、これは ほとんどの商品が据え置きです。卸値が上がっているのに何故 ヒュース・テンがそのままなのか、については次の理由があります。 第一に政府や金融機関がなんと発表しようと私たちの実生活で 景気が回復しているという実感がないからです。そういう状況のなか でも陶芸を続けて欲しい。粘土をいじる楽しみを広げていただきたい、 と願っています。ですから仕入れ値が極端に変わった2,3品目を 除いて変更はありません。 何故それが可能なのか、、。それはお客様の数が毎年大きく増えて いるからです。ヒュース・テンで取り扱っている商品は薄利多売と いった種類のものではありませんが、それでもお客様が増え、 購入数が増えていることで価格を上げずにすみます。もちろん為替が 変わるなど、カタログに記載はしていてもやむを得ない改正が年度の 途中でも起こりえますが、それでも今のまま続けられる努力をして いきたいと思っています。 ヒュース・テンを始めた頃、いくつか大手の会社からこちらで 取り扱っているアメリカの商品を仕入れたいという問いあわせが ありました。担当の方が見えて話を伺うと、驚くことに○○割の掛け率 で売って欲しい、とおっしゃるのです。うち一社だけでもそんな利益率は ありませんよ、と申し上げて仕入れ価格や輸入税、アメリカからの送料 などご説明すると、「そんな低い価格設定をしていると営業の社員など 雇えないでしょう、営業にメンテさせるのが普通なのだからそんなのでは メンテも難しいでしょう」と驚かれました。こちらはこちらでそんなに 中間業者が利益を取るのだ、、、と驚きました。 今になれば日本の商取引の構図が理解できます。幾十にも業者が入り、 それぞれが共存していかれるような仕組みになっていることで成り立って きた良い面もあるかもしれません。また大きな組織になってそれを維持 するためには当然その費用も莫大なものになるのでしょう。 また、最初の頃、特に関西のお客様にはまず「いくらにして くれますか?」と聞かれました。「値引きしないんじゃ大阪では 商売できないよ」とも言われました。最近ではこういうことはあまり ありませ

2007/08のカタログが出来ます!

ヒュース・テンのカタログが遅れに遅れて、あと一週間ほどでやっと、 出来上がる。2004/2005年を3年以上も使ってしまった!アメリカ側は 製品の価格を毎年5%も上げてくるくるのですが日本のこの不景気では (景気が良いと言っているのは小泉さんだけだったのだから)とても 同じようにはできません。 カタログもヒュース・テンでは経費節約の為、(印刷は外注するしか ありませんが)、デザインもレイアウトも原稿すべてを社員がするのです。 3年使っていなかったのでイラストレータも忘れているし、いろんな人が手を 入れるので作り方もばらばらだし、それを修正するのもさらに 手がかかり、誰かが直したところをまた誰かが直してしまったり、とか。 2日も徹夜して。 印刷所には来週には完全原稿を渡します、と伝えて週末になると 「すみません、あと2日かかります」などということを5,6回も 繰り返し、本当の「オオカミ少年」になってしまいました。 しろうと集団に一部我らがウェブデザイナー、サムソンがつきあって くれましたが、絶対的な時間が足りなかったので(これは反省しています。 社員の身内の不幸が重なったり、急な出張があったりもあるけれど やはり見込みが甘すぎた)、お客様にも催促され、まだ準備が できません、と謝るたびに印刷会社の人はあきれて笑ってしまっていました。 笑うしかなかったでしょう、工場に予定を入れてるのに、と怒るわけにも いかないし、見放すことも出来ず、かといってもう信用出来ないよ とも言えず。よく辛抱強くつきあってくれたものです。出来上がればしばし ヒュース・テンとつきあわずに済むのでほっとすることでしょう。 2007/08のカタログは4ページ増えて37ページになります。沢山新しい 商品を載せたかったのですが、印刷代があまりに高く(辛抱代でしょうか?)、 タイムアウトにもなってしまったので「扱っているのに載っていない」 商品がまた出てしまいました。ですから、カタログになくても、 こんなものありますか?とどうぞ聞いてください。 カタログご希望の方、どうぞご連絡ください。

近藤 髙弘展

「 近藤 髙弘  変容の刻   ~Metamorphose~ 」 2007年1月2日(火) - 3月31日(土) 9:30 - 17:30 (入館は17:00まで) paramita museum 青のイメージ 近藤髙弘は、染付の伝統を現代に伝える近藤家に生まれました。祖父・父が染付によって自然の生命を描いてきたのに対し、 近藤はその精神を受け継ぎながらも素材や技法を限定することなく、伝統的な染付に代わる現代に相応した造形を追究。常に変革を遂げ続けながら、研ぎ澄まさ れた感性と判断で、時代と対峙した制作活動を続けているアーティストです。 この展覧会では、近藤髙弘の伝統的染付作品から幾何学・抽象の染付作品(時空壺・次元陶筥)、また銀滴彩や新作のミストシリー ズなど、初期から現在に至る活動の軌跡を一堂に展示するとともに、平面作品や写真、オイルシリーズなどもあわせて紹介。陶芸界のみならず、広く学術文化の 領域でも注目されている表現活動の全貌に迫ります。 入館料: 一般1,000円(4枚セット3,000円)、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料 休館日; 年中無休(但し12月28日~1月1日のみ休館)

アドリアナ ヴァレジョン展

「アドリアナ ヴァレジョン展」 2007年1月27日(土) - 3月31日(土) 11:00 - 17:00 (水曜のみ20:00まで。入館は閉館時刻の30分前まで) 原美術館 左: "Linha Equin ocial[Equin octial Line]" oil on canvas,porcelain,epoxy,and thread 140×160 cm Collection of the artist 右: "Swimming Pool" oil on canvas 110×140 cm 2005 Collection:Hara Museum of Contemporary Art Photo:Vicente de Mello 伯剌西爾-日本 リオデジャネイロ生まれのアドリアナ ヴァレジョンは、民族固有の文化に鋭く言及しつつ、現代に生きる多くの人々が共有する問題に取り組む制作で、世界の主要美術館において、現在、最も注目すべき作家として紹介されています。 日本で初めての個展となるこの展覧会では、作家の過去の代表作に加えて、初期に手がけていた東洋的な構図を特徴とする絵画シリーズとそれを発展させた新作、タイルの空間を幾何学的かつ有機的に描いた新作サウナ/浴室シリーズ、絵付けタイルを用いた野外作品など約20点で構成されています。 入館料: 一般1,000円、大高生700円、小中生500円 (原美術館メンバーは無料、学期中の土曜は小中高生の入館無料、20名以上の団体は1人100円引) 会期中、JR品川駅みどりの窓口にて各種前売り券を販売(各100円引) 休館日: 月曜日(2月12日開館)、2月13日

志野と織部の出会い

「志野と織部-風流なるうつわ-」 2007年2月20日(火) - 4月22日(日) 10:00 - 17:00 (金曜日は19:00まで、入館はそれぞれ閉館30分前まで) 出光美術館 やきものにおける国産性 志野や織部は、それまで中国産や朝鮮産の外国のやきものに独占されていた高級什器のシェアに食い込んだ初の国産のやきもので、かたち・色彩・文様、そして 肌合いなど、すべての点で外国産のうつわとは異なる、魅力的な和の造形を創造しました。とくに志野の茶道具(茶碗や水指)、織部の懐石器(向付や鉢)は、 日本のうつわを根本的に変えるような大きな影響を後世に残したのです。 この展覧会では、出光コレクションの志野と織部を一堂に会するとともに、国宝1件、重要文化財3件をはじめとする館外の秀逸な名作が特別出されます。 入館料: 一般1000円、高・大生700円 、 中学生以下無料 (ただし保護者の同伴が必要です) (団体20名以上各200円引) 休館日: 毎週月曜日 (ただし月曜日が祝日および振替休日の場合は開館、5月1日は開館) 車いすをご利用の方へ: 車いすの貸し出しをしています。(2台常備) なお、館内には多少の段差がございます。あらかじめご了承ください。 館内には車いす専用のトイレはございません。 ビル地下1階の車いす専用トイレをご案内いたしますのでご利用の際はお申し出ください。