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Showing posts from February, 2012

クレスの窯、大型日本製窯、修理です

クレス電気窯 クレス窯内部・キルンシッター方式です 大型日本製・交換前のエレメント 大型日本製・交換後のエレメント 大型日本製・配線一部 このところ、電気窯の修理が続いています。クレスの窯は何度も修理依頼を受けていますが、今回もある学校からの電話。行ってみるとスタンドも本体も、ケーブルも全部ばらばらで保管されていました。中を見るとキルンシッター方式です。これは点検後、簡単に使えるようになりました。 大型の扉式窯はエレメントの劣化で温度が上がらなくなっていました。日本製はほとんどがエレメントがむき出しのタイプです。交換はかなり大変な作業ですが無事終了、きれいになりました。すぐに貯まっていた作品の素焼きです。

グッゲンハイム美術館のカテラン回顧展終わる

もう過去のことになってしまったが、この秋(2011年11月14日〜2012年1月22日)、ニューヨークでショッキングな(首つりの)ポスターが地下鉄のあちこちにつり下げられていた。 建築家フランク・ロイド・ライトがデザインした螺旋状の美術館として名高いニューヨークのグッゲンハイム美術館で開催した、イタリアの現代美術家 マウリッツィオ・カテラン の 回顧展 『ALL』のポスターだ。 1980年代後半から作り続けた130点の「物体」がつり下げられている。カテラン氏は1960年生まれ、イタリアの パドヴァで育った少年時代に経済的苦難、学校での体罰、などの経験から、権威に対する極度の不信、痛烈な批判、労働への軽蔑を記憶付けられたと言われる。彼が「死の記念碑」と表現する動物の剥製や権威者を生きているように表した蝋人形は見る人に強烈な印象を与え、時に不快感を生む。 グッゲンハイムの螺旋状の回廊の中心にある吹き抜けにこれまでの作品・130点をほぼすべて吊り下げるという方法をとっているが、この展覧会はグッゲンハイムでしか可能でなかっただろうと思われる。まさに建物の構造によって横から下から上からと見る位置を変える事が出来る。そして作品も表情を変える。ただ、動物好きにとっては耐え難い「作品」オンパレードだ。

デンマークの電気窯修理しました

送られて来たコントロールボックスと電源部分 コントロールボックスの内部、この中の部品が不具合だった 新たな修理依頼があった。デンマーク製の電気窯らしい、とのこと。送られて来たのはその窯のコントロールボックス。新しい窯とコントローラーはいつでも興味いっぱいだ。国によって考え方やデザインの違い、文化的な面まで垣間見える。アメリカ製の窯でもヨーロッパで使われる窯は要求される事柄が異なるので仕様も違う。 ところでこの窯は SCANDIA OVNEN AS と書かれている。突然電源が入らなくなった、修理出来るだろうか、という連絡だった。ヒューズがあったので交換してみたが変化なし、とのことだ。 というわけで、本体から電源部とコントローラーを取り外して送られて来た。さて、これはどこが不具合だったのでしょう?コントロールボックス内部の写真にヒントがあります。一部の部品を直し、すっかり修理完了です。これで一件落着。もう無事に焼成出来ます!