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Showing posts from July, 2015

ロシアからお客様みえる

ヒューステンには日本全国からはもちろんだが、海外からもちょくちょくお客様が見える。韓国、中国、アメリカ、イギリス、フランス、、、でも今回は、思いもかけない国からお客様がやってきた。 半年以上前のことだが、暮れも押し迫ったある日、ヒュース・テンのガラスドアの向こうに大柄の男女が並んでルーシー・リーのポスターを見ている。何やら話をしていてから、ここだ、ここだ、というようにドアを開けて入って来られ、英語で「ロシアからきました」という。 「日本に観光で来て明日の飛行機で帰ります。ネットで探しまわってようやくヒューステンにたどり着きました。AMACOの釉薬が欲しくていろいろメモしてきたのです」と紙切れを出し、見たい釉薬を次々におっしゃる。 アマチュアの陶芸家の方らしいが、熱心さはこちらが驚くほどで、次々にみたい釉薬をあげて、見本をご覧になる。特に、Amacoの低音特殊釉に興味がおありのようで、アロヤ釉の使い方やサンプルについて詳しく聞かれた。変わった釉薬を使ってみたくて仕方なかった、こんな(アロヤ釉)表情の釉をずっと探していた、日本に来てきっと買えると楽しみにしていた、とのことでいろいろな釉を買っていかれた。 滞在の最終日、貴重な1日を使って来てくださったことに感激。しかもヒューステンのホームページの地図にも英語は載っていないのに西武新宿線というマイナーな交通機関を使って大変勇気のいることだったろうと思うが、気軽に楽しんで旅をしてこられたことが伺える。明るいお客様だった。 この春にはカナダからのお客様がいらした。その方は日本に来られて、カナダの陶芸家の友人に日本の伝統的な釉薬をお土産にしたい、とのことだった。川越からママチャリに乗って30キロ以上を走って来られた。在庫がなく取り寄せだったが、受け取りにも自転車で来られた。迷って迷って決めた黄斑紋釉。還元では釉の厚さによってオレンジからベージュの表情を見せる、優しく個性的な色だ。同じく厚みで表情が変わり、炭など入れると極めて表情豊かなチタン釉も。カナダで日本の釉薬は気に入られただろうか、プロの方ということなので、還元用でも問題なく試されたことだろう。 レシピさえあれば、ほぼ全ての釉薬は海外のどこででも手に入るだろうけれど、日本のメーカーはそれを明らかにしていない。使われる原料は決まったものであ

キルンはピザ窯に使われています

ご存じですか?アメリカの陶芸用電気窯はピザ窯として最適なのです! ニューヨークのピザ・バー。おしゃれで効率的、スタイリッシュな、ヒュース・テンのオリンピックキルン。ラク焼きに使われるラクーキルンをピザ窯に使っています。窯に一旦電源を入れると、自動焼成で一定の温度にキープします。あとはピザを入れて1〜2分。一人分の焼き上がり。薪窯や石焼と同じこんがりとした仕上がりです。薪で温度を調整する必要もありません。 アメリカの大学でよくピザパーティをします。特に陶芸クラスなどで学期末や課題が終わった時など、陶芸窯でのピザパーティの声があがります。家庭用オーブンとは比較にならないほど高温が可能なのでピザにはうってつけなのです。しかも焼くのはトッピングにもよりますが、1枚2-3分なので次から次に焼くことが可能。それぞれ材料を持ち寄り、またピザのドウを冷凍で売っているので簡単にピザの出来上がり。 オーブンで焼くより石窯のようにおいしく出来ます。ヒュース・テンでもエクセルキルンEX324でピザパーティをします。もちろん棚板ではなくピザ用鉄板を使います。棚板はアルミナを塗ってあるので直接は使えません。また、熱風が上に流れますので、フタを開けるときは十分注意が必要です。その点、窯の本体が上に上がるラクーキルンはピザにうってつけ。プロも、おしゃれで火の加減をみる必要がない(なにしろ全自動です!)オリンピックキルンを好むピザ・バーのオーナーが増えています! オリンピックキルンはベビーキルンを作っている会社です。コントローラはベビーキルンと同じ3キーの簡単操作全自動です。