Skip to main content

Posts

Showing posts from 2009

嬉野の風ン谷淳窯 

嬉野の、風の流れる山あいに、野村淳二氏の風ン谷淳窯がある。 工房入り口には花生けが下げられ実際に野の花が飾られている。 ギャラリーに並んだ暖かい表情のうつわたち。窓の向こうに登り窯が見える。 作業場にはいろんな機械類、窯、制作途中の作品が並ぶ。工房は別棟。 登り窯は6月と12月に火を入れる。窯開きには遠方からも買い出しの車が並ぶ。 嬉野の緑の茶畑の中に陶芸家 野村淳二氏 の工房がある。 以前、東京青山にある ギャラリー酉福(ゆうふく) で野村氏の 個展を開催されたとき、店主の青山さんが 「いいんですよねえ、音楽が流れているんです、工房に。 話を伺っていると時が経つのを忘れます」 とおっしゃっていたのを思い出す。 5月の連休、ヒュース・テンの仲間は野村先生の、窯の具合が どうも良くない、という一言で嬉野を目指す。窯の具合を 見るのはもちろんだが、お会いしていろいろおしゃべりさせて いただくのが何より楽しみだ。 ヒュース・テンはお金がないのでそれぞれ自費で行きは 新幹線で福岡、電車とバスを乗り継ぎ、帰りは長崎からの 航空券を買う。 行楽の人にまじって、仕事にかこつけた私たちもはるばる九州に。 あの緑に囲まれた風のそよぐ工房とご自宅を訪れて 泊めていただく、と思うと心が弾む。 連休で思い立ってすぐの旅なので福岡まではかろうじて 早朝の新幹線がとれたが、福岡からは列車はどれもいっぱい。 しかも車を借りようにもレンタカーは空きがない。 ようやくの思いでバスを乗り継ぎ、 嬉野のバス停までは奥様が迎えに来てくださる。 窯自体はよくあることだが、不具合の症状を確認できない。 それで原因となりそうな部分の見当をつけて修理。すぐに 空だきをして温度の上がりを確認する。 早めに切り上げてあとは先生に菊練りを実地に教えていただく。 たった一時間やそこらで教えて欲しいなどという無謀な要求を 快く受けて、お弟子さんに用意してもらった7、8キロの粘土で 一人ずつ手取り足取り教えていただく。 毎日30分でも練習して身体のリズムを覚えるとよいとアドバイス いただく。夜は先生自ら用意してくださった、この季節限定という ムツゴロウ魚料理と地酒で夜更けまで語り合う。 何故ここまで厚かましく出来るのか、

山田 晶 陶展

今井一美 林真実子展

小笠原たくや作陶展「土のかたち2」

陶芸三人展・山田 晶、藤平 寧、森野彰人

陶芸三人展-並び立つ象(かたち) 2009年6月25日(木)~7月4日(度) 10:30~18:00(最終日は17:00まで) 6月28日(日)休業、最終日は17:00まで) 並木館5階 和光並木ホール 東京都・中央区銀座)

鈴木堅大郎さんのこと

4月初め、鈴木堅大郎 遺作展というお知らせをいただいた。 「陶工房 りんごの木」を主宰されていた鈴木さんは ヒューステンの古くからのお客様だ。 一年前に亡くなって遺作展が開かれるという。 奥様からのハガキには、  「いろいろお世話になりました。陶芸で十分楽しませて  いただいたと思っております」 と記されていた。 1997年からのやりとりが残っているから実際には15,6年も前から おつきあいさせていただいていたと思う。商品についてご質問 いただいたり、使っての感想をいただいたりした。 お会いしたことはなかったが、何年か前のお便りに  「次々と病気を背負い込み、  ついには胃がんで胃の三分の二を切除して」 とあり気になっていた。 それでも  「病床で新しい作品の構想を練り、気分のいい日には制作し、、」 とあり、またあるときは  「ここ2、3年、死んでも生きても天に任せるしかないと、  妙に開き直った気分でまたまた作品を作り続けています」 とも書かれ、いつも作ることを楽しんでおられた。 また写真にある織部のお皿をいただいたこともある。電話で お礼を申し上げたら、 「どうやって模様を作ったか不思議でしょう。他の人は 思いつかないような発想なんですよ」と自慢していらした。 こちらからのご挨拶に対して  「、、、心ににしみてありがたく感じました。心身が弱って  いますと生きている実感が強く、森羅万象に感じることが  多くなりがちです。自ら心を励ましから元気を出して、  体調のよい日は制作で遊んでいます」 とお便りをいただいた。 何年か前のお便りにはガンで5回の手術をうけられたこと、  「Amacoの絵の具を楽しく使っています。生きてるって  いいですね。、、、」とあった。 いつもおりおりのお便りにはこちらが励まされ、考えさせられ どうぞお元気で制作を続けられますように、と思わず祈る 気持ちにさせられた。 「りんごの木」のレターヘッドには たとえ明日、世界に破滅が訪れようと、今日、りんごの木を 植えよう」と本からの言葉が引用されている。その言葉通りに 生きられた。 船橋市主催の「親と子で縄文土器をつくる会」の講師をされた 時の写真がある。子供たちに囲まれ、お元気そうで生

箕浦徹哉 作陶展

箕浦徹哉 作陶展 2009年3月4日(水)~17日(火) 10:00~20:00(最終日は17:00まで)  (3月7日(土)・14日(土)は20:30まで) 新宿高島屋10階 NYタカシマヤホーム (東京都・渋谷区)

浅香弘能

浅香弘能 SCULPTURES ~VESSELS ~ 2009年3月12日(木)~24日(火) 10:00~20:00(最終日は16:00まで)  (3月14日(土)・21日(土)は20:30まで) 新宿高島屋10階美術画廊 (東京都・渋谷区)

吉川千香子展 

吉川千香子展 2009年3月4日(水)~16日(月) 11:00~19:00 (最終日は17:00まで) 火曜日休廊 Azabujuban Gallery   (東京都・港区)

豊田章博 作陶展

豊田章博 作陶展 2009年3月6日(金)~10日(火) 11:00~18:00 (最終日は15:30まで) ギャラリーやまご こんにちは、鎌倉やまごギャラリーでの初個展から 早5年目を迎える事が出来ました。 これも皆様のお陰と感謝致しております。 また、初めての方もぜひ、いらしてください。 作品達を見て頂く事を楽しみにお待ちしております。 (DMより)

海外で購入した陶芸機材

海外で購入した陶芸用の電気機材を帰国時に持ち帰って使用 できるだろうか、という相談をよく受ける。 答えは一般的でしかないがその電気仕様によっても設置場所 の電力供給状況によっても異なる。 例えば電気窯であれば115Vか208Vか220Vか、または240Vか によって違うし、エレメントが新しいか劣化しているかにもよる。 電気窯は日本で100V電源か200Vか、単相か三相か、という 契約条件によっても異なる。どちらにしてもそのままでは 温度が上がりきらず、自動焼成装置の窯であればエラー表示が 出る場合が多い。もちろん素焼きの800度前後であれば、 焼成できる。または低温本焼きであれば焼き方によって 可能な場合もあるが、通常の本焼温度を達成することは難しい。 素焼き専門とか低温釉薬を使う、またエレメントが 新しいかある程度消耗しているか、どんな焼成を目的としているか、 などによって可能の場合もある、やはり相談していただくのが 安全だろう。 ヒュース・テンでは日本での電源に則した仕様に設計して 輸入している。メンテなどに関してはどこの窯でも修理を受けているし、 こちらの技術はどんな故障でもほとんど対応できる。 帰国の前に連絡をいただいて相談にのることも多い。 例えば駐在などで引っ越し費用も会社から出る場合は他の家財と 一緒に持ち帰れば良いけれど、個々に送るのであれば その送料とこちらでの改造費がかかる場合トータルでどう することがベストか考えなくてはならない。どちらにしても 仕様によって使う目的によっていろいろアドバイスさせて いただくことが可能だ。 反対に海外で使いたいがヒュース・テンで購入して持って行きたい という相談もある。ベトナムやヨーロッパ、中国で使用するため とか海外の青年協力隊で持って行きたい、など、 その国の電源事情に則した仕様に設計して 輸入して現地に送り届けることもある。 現地で直接購入することをお勧めするが、現地の事情が よくわからないとか、購入の相談や使用状況などヒュース・テンで 買っていろいろ聞く方が良いとか思われるようだ。 どうぞ皆様どんなことでも買う前に、売る前に、ご相談ください。

文星芸術大学卒業・修了制作展

文星芸術大学卒業・修了制作展 2009年2月6日(金)~11日(水・祝) 9:00~16:30 (最終日は16:30まで) 日本画、油画、彫刻、デザイン、DG、,マンガ、染織、陶芸 東京都美術館 (東京都・台東区) 2009年2月20日(金)~24日(火) 9:00~17:00 日本画、油画、彫刻、デザイン、DG、,マンガ、染織、陶芸、芸術理論 宇都宮文星短期大学卒業制作展も同時開催 文星芸術大学キャンパス (栃木県・宇都宮市)