Skip to main content

刻まれた彼岸花がかわいそう



毎年お彼岸になると、ヒュース・テンのささやかな花壇スペースに1日も違わず彼岸花が咲く。体内時計があるとしか思えないような正確さだ。

ところが明日は満開になるぞ、と思う翌朝、必ず数十本の花は根元から切られて持ち去られている。毎年ハサミを持参でやって来る。どんな人だろう、早朝犬の散歩にでもきてきれいだと思ったのだろうか。きちんとハサミで切り取られた茎をみて、でもどこかで楽しんでくれているのだろうと思うことにしていた。

だが今年は異常だった。ハサミで切られた花は切り刻まれてそのまま捨ててある。どうしてこんな、とその情景の異様さに驚いた。きっと根元から切ったとき人通りがあってあわてて捨てたのだろう。わざと、と考えると気味悪いし、気分も悪い。少し分けてください、と言われたら気持ち良く差し上げるのに。

Comments

Popular posts from this blog

ルーシー・リー Bowls & Tea cups

アートフェア東京2024 東京国際フォーラム 3月8ー10日 水戸忠交易ギャラリー (ホテルニューオータニ)3月12−24日 

戸田 浩二 作陶展 「尖」

ギャラリーこちゅうきょ 中央区日本橋 T:03-3273-1051 3月11日(月)〜16日(土)  筑波大学を卒業後、伊藤東彦氏に師事、茨城県笠間市に薪窯を築いて作陶、数々の賞を受賞している戸田氏の端正な作品をご堪能ください。

荻野宏幸 遺作展

ギャラリー 五峯 Gallery GOHO T; 080-2105-8649 杉並区下井草駅より1分 3月8(金)ー12日(火)