






第41回NCECA(エヌシーカ)陶芸会議が3月14日〜17日までケンタッキー州
ルイヴィルで開催されました。
毎年春にアメリカで開かれるNathional Council on Educatin for the Ceramic Arts
(陶芸のための全米教育者会議)とよばれるもので、もともとは陶芸に関わる
大学関係者の集まりでしたが、ここ10年ほどは Internationalと名前を変えよう
などという声もあがるほどヨーロッパ、アジアからの参加者もある
4000人〜5000人もの大規模な会議となっています。
ケンタッキーダービーで知られる今年の開催地ルイヴィルには
ダービーミュージアムがあり町中のいたるところに等身大の馬の彫刻が
見られます。参加者宿泊ホテルのマリオットホテルとハイアットホテル
からはスカイウオークとよばれる通路があり巨大な
コンベンションホールへ続いています。
コンベンションホールでは
ワークショップ、美術館やギャラリー訪問、パネルディスカッション、
レクチャーなど盛りだくさんのプログラムとともに、大学や大学院の
ブースも設けられ、また陶芸機材を扱っている業者もブースを出しています。
世界的に著名な陶芸家、教授、研究者、コレクター、編集者、学生、趣味で
陶芸をしている人、ただ陶芸が好きな人、さまざまな人の集まりですが、
ただ一つの共通点、陶芸を愛する人の集まりということで盛り上がります。
この会議場では常に陶芸関係の本のディスカウントが行われこのときにまとめ
買いをする人が見られます。また今年は各地のギャラリーもスペースをとって
ブースを出していてサクラメントのナツーラスギャラリーも参加していました。
Amacoのブースベルベット下絵具や下絵具鉛筆などを使った作品が展示され
多くの人でにぎわいました。
また新しい試みとしてSOFAと共同のコレクターズツアーがプログラムに
加えられ、ルイヴィル郊外のコレクター、シャンド家とウィルソン家へ
そのコレクションを見に行く機会も設けられました。
コレクションツアーの最後はその名も21Cミュージアムホテルでのディナー。
ホテルの至る所に彫刻や絵画、写真が展示され、マジックミラーの男性用トイレ
(用を足しているときに外のホールを通る人が見える)のびっくり仕掛け
など、参加者を楽しませます。
本題の会議ではペーパークレイ、ユタ州立大学の教授ジョン・ニーリー氏等
による薪窯焼成についてのパネルディスカッション、ハワイ大学教授の
スザンヌ・ウルフ教授等によるインスタレーションと展示についての理論を
テーマにしたパネルディスカッション、窯の設計やラクーファイアリングなど
興味のあるグループに分かれてのディスカッションなどが行われました。
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