Skip to main content

NCECA陶芸会議 2007ーLouisville

ヒュース・テンカタログにある素焼き作品の作家Dan Gegen氏
Kentucky Museum of Art and Craft
               Amacoブースの作品



              街に多く見られる馬の彫刻
21c Museum Hotel
第41回NCECA(エヌシーカ)陶芸会議が3月14日〜17日までケンタッキー州
ルイヴィルで開催されました。

毎年春にアメリカで開かれるNathional Council on Educatin for the Ceramic Arts
(陶芸のための全米教育者会議)とよばれるもので、もともとは陶芸に関わる
大学関係者の集まりでしたが、ここ10年ほどは Internationalと名前を変えよう
などという声もあがるほどヨーロッパ、アジアからの参加者もある
4000人〜5000人もの大規模な会議となっています。

ケンタッキーダービーで知られる今年の開催地ルイヴィルには
ダービーミュージアムがあり町中のいたるところに等身大の馬の彫刻が
見られます。参加者宿泊ホテルのマリオットホテルとハイアットホテル
からはスカイウオークとよばれる通路があり巨大な
コンベンションホールへ続いています。

コンベンションホールでは
ワークショップ、美術館やギャラリー訪問、パネルディスカッション、
レクチャーなど盛りだくさんのプログラムとともに、大学や大学院の
ブースも設けられ、また陶芸機材を扱っている業者もブースを出しています。

世界的に著名な陶芸家、教授、研究者、コレクター、編集者、学生、趣味で
陶芸をしている人、ただ陶芸が好きな人、さまざまな人の集まりですが、
ただ一つの共通点、陶芸を愛する人の集まりということで盛り上がります。

この会議場では常に陶芸関係の本のディスカウントが行われこのときにまとめ
買いをする人が見られます。また今年は各地のギャラリーもスペースをとって
ブースを出していてサクラメントのナツーラスギャラリーも参加していました。

Amacoのブースベルベット下絵具や下絵具鉛筆などを使った作品が展示され
多くの人でにぎわいました。

また新しい試みとしてSOFAと共同のコレクターズツアーがプログラムに
加えられ、ルイヴィル郊外のコレクター、シャンド家とウィルソン家へ
そのコレクションを見に行く機会も設けられました。

コレクションツアーの最後はその名も21Cミュージアムホテルでのディナー。
ホテルの至る所に彫刻や絵画、写真が展示され、マジックミラーの男性用トイレ
(用を足しているときに外のホールを通る人が見える)のびっくり仕掛け
など、参加者を楽しませます。

本題の会議ではペーパークレイ、ユタ州立大学の教授ジョン・ニーリー氏等
による薪窯焼成についてのパネルディスカッション、ハワイ大学教授の
スザンヌ・ウルフ教授等によるインスタレーションと展示についての理論を
テーマにしたパネルディスカッション、窯の設計やラクーファイアリングなど
興味のあるグループに分かれてのディスカッションなどが行われました。

Comments

Popular posts from this blog

人気のマット釉、入荷、テストしました!

左からコーン5、6、7で焼成したもの 同じ色の、焼成温度による発色に違い 同じ色の、焼成温度による発色に違い アメリカで人気のマット釉です! ご要望の高かったマット釉についてテストを重ね、 取り扱いを開始しました。 お客様からは「さっそく私の工房でもテストしました、 焼成条件や塗り方でいろいろな表情を楽しめる」との コメントがいくつか寄せられました。 「使いやすい」「サテンのような鈍い輝き」「こういう 釉薬を探していました」などの感想をいただいています。 焼成温度によって発色の変化する色もあり、全くのマット から鈍い光を帯びるものまで、様々な表情を見せる釉です。 SWマット釉全13色について 推奨焼成温度は オートンコーン 5 - 6  酸化焼成ですが、 還元でも、コーン10まででも使うことができます。発色や 表情は焼成条件や粘土等によって異なります。また色に よってもそれぞれ結果は異なりますのでテストの上ご使用 ください。 上のサンプルは半磁土にマット釉薬を筆で3度塗りして コーン5、6、7で焼成したものです。コーン6のテスト ピースは、生の粘土に(乾いてから)直接筆塗りして 焼成しています。粘土によく馴染み、一体化しています。 また口縁は茶色味がでて味のある表情です。 SW002マットクリアー/ ミルキーホワイト 純粋な透明釉の概念とは異なります。 乳濁剤が含まれる ため、他の色と混色して色を和らげる、淡い色調を実現する、 など様々に楽しむことができます。 また、半磁土に単色で使用すると、それは美しく深い、 わずかにグレーを帯びた趣のある白になります。まるで 磨く前の大理石のようです。 コーン5でその名の通りミルキーホワイト。コーン6で 焼成すると上記の、石のような深いマットの表情です。 薄く塗ると乳濁が消えわずかに光沢がでます。また、 釉薬や下絵具の顔料と反応して色が変わる場合があります。 * マット釉のご購入はこちら→

下絵具クレヨンの使い方・作品例です

アマコ社の下絵具クレヨンは、独特の優しい表情を生み出し、器やオブジェの絵を楽しまれる方に大きな人気があります。その持ち味を生かした作品をご紹介しましょう。 写真左はAmaco 社のアーティストによる制作。木の輪郭、葉、草、枝がクレヨンで描かれ、柔らかい雰囲気の壺が出来上がりました。 上の作品はコーヒーカップ2点、小皿とも埼玉県さいたま市の 稲垣美穂さん の作品。 小皿は赤のSC釉の上に白のクレヨンで線模様を描いています。クレヨンは下絵具なので、透明釉をかけないとマットですが、焼成のカロリーが高いからか、クレヨンの白い線は下に塗られたSC釉にきれいに溶け込んで光沢が出ています。 稲垣さん一言インタビュー 「陶芸は独学です、釉薬も大西政太郎さんの著書を読んで自分で作っています。普段は越前の土を使って還元焼成しますが、SC釉やクレヨンを使うときは磁土で10時間ほど、約1230度の酸化焼成をします」

ウィーン工房1903-1932 10.8 - 12.20