Skip to main content

陶芸家クリス・クラークさんの電気窯エレメント交換しました


チタンスリップ+塩釉のマグ
タンブラー、チタン/灰釉、塩釉窯
マグ、コバルトスリップ、塩釉窯
ラージヴェイス、穴窯、天然木灰(自然釉)、塩釉窯
大鉢の取っ手、コバルトスリップ、塩釉窯
保護団体からやってきて、この時はまだ名前がなかった。

養老渓谷近くにあるクリス・クラークさんの工房に伺った。目的は窯のメンテナンスとエレメント交換だが、作陶のいろいろを教えていただいた。

クリスさんはロンドン生まれだがもう日本に来てからの年月の方が長い。市川で陶芸教室を主宰、また養老渓谷の工房には大きな登り窯と穴窯があり、穴窯では塩釉の作品を作っている。日本で数少ない塩釉作品の作家としても名高い。

なんでも気軽に教えてくださる。塩釉の基礎化粧泥はガイロメ1に対して長石2、それに酸化物を加える、コーン8になったら15キロほど塩を投入する、2時間後、窯内がコーン9になったら窯を閉じ焼成を終える、全体に塩釉特有の模様が出るように、一つの作品の焼成位置を変えて4、5回も焼くこと、など。

塩釉では複数回焼成することで模様のバランスをとることを初めて知った。クリスさんの魅力ある塩釉作品の数々は主にデパートなどでの展覧会で出会うことができる。どんなに魅せられても、皆さんくれぐれも電気窯に塩を入れたりしないでください!危険ですし即窯は壊れます。













Comments

Popular posts from this blog

人気のマット釉、入荷、テストしました!

左からコーン5、6、7で焼成したもの 同じ色の、焼成温度による発色に違い 同じ色の、焼成温度による発色に違い アメリカで人気のマット釉です! ご要望の高かったマット釉についてテストを重ね、 取り扱いを開始しました。 お客様からは「さっそく私の工房でもテストしました、 焼成条件や塗り方でいろいろな表情を楽しめる」との コメントがいくつか寄せられました。 「使いやすい」「サテンのような鈍い輝き」「こういう 釉薬を探していました」などの感想をいただいています。 焼成温度によって発色の変化する色もあり、全くのマット から鈍い光を帯びるものまで、様々な表情を見せる釉です。 SWマット釉全13色について 推奨焼成温度は オートンコーン 5 - 6  酸化焼成ですが、 還元でも、コーン10まででも使うことができます。発色や 表情は焼成条件や粘土等によって異なります。また色に よってもそれぞれ結果は異なりますのでテストの上ご使用 ください。 上のサンプルは半磁土にマット釉薬を筆で3度塗りして コーン5、6、7で焼成したものです。コーン6のテスト ピースは、生の粘土に(乾いてから)直接筆塗りして 焼成しています。粘土によく馴染み、一体化しています。 また口縁は茶色味がでて味のある表情です。 SW002マットクリアー/ ミルキーホワイト 純粋な透明釉の概念とは異なります。 乳濁剤が含まれる ため、他の色と混色して色を和らげる、淡い色調を実現する、 など様々に楽しむことができます。 また、半磁土に単色で使用すると、それは美しく深い、 わずかにグレーを帯びた趣のある白になります。まるで 磨く前の大理石のようです。 コーン5でその名の通りミルキーホワイト。コーン6で 焼成すると上記の、石のような深いマットの表情です。 薄く塗ると乳濁が消えわずかに光沢がでます。また、 釉薬や下絵具の顔料と反応して色が変わる場合があります。 * マット釉のご購入はこちら→

下絵具クレヨンの使い方・作品例です

アマコ社の下絵具クレヨンは、独特の優しい表情を生み出し、器やオブジェの絵を楽しまれる方に大きな人気があります。その持ち味を生かした作品をご紹介しましょう。 写真左はAmaco 社のアーティストによる制作。木の輪郭、葉、草、枝がクレヨンで描かれ、柔らかい雰囲気の壺が出来上がりました。 上の作品はコーヒーカップ2点、小皿とも埼玉県さいたま市の 稲垣美穂さん の作品。 小皿は赤のSC釉の上に白のクレヨンで線模様を描いています。クレヨンは下絵具なので、透明釉をかけないとマットですが、焼成のカロリーが高いからか、クレヨンの白い線は下に塗られたSC釉にきれいに溶け込んで光沢が出ています。 稲垣さん一言インタビュー 「陶芸は独学です、釉薬も大西政太郎さんの著書を読んで自分で作っています。普段は越前の土を使って還元焼成しますが、SC釉やクレヨンを使うときは磁土で10時間ほど、約1230度の酸化焼成をします」

ウィーン工房1903-1932 10.8 - 12.20