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Showing posts from August, 2017

陶芸家・渡辺隆之さんを紹介します

ギャラリー  cite の展覧会 DM、非常に美しいので使わせて頂いた 2012年MITTE (以下3点とも) 2017年 cite にて(以下3点とも) 渡辺隆之 さんの個展を長年にわたって見てきた。 静岡市のギャラリー MITTE(2012年)で、八丁堀のプラグマタギャラリー(2015年)で、御茶ノ水のトライギャラリー(2016)で、広島の cite ギャラリー(2017)で。 学生時代に「焼かない『焼き物』を作りたい」と難しいことを言っていたが、土に対する取り組み方は当時も今も全くぶれない。その一貫した姿勢にまず驚かされる。 土は地元で探す、地主さんの許可を得て掘る、堀った土を集めて身近な川の水、木を使い土を焼く。土そのものの美しさを現したいという思いは成功していると言えるだろう。自然の土のなんと美しく、多様で個性的なことか。その表情は見る人を魅了する。 意識の基準に打たれた杭を揺さぶるような、 最も当たり前で常識はずれなものごと。 ただそこにある土をきれいだと言いたい。 そんな事を考えて土と向き合う日々です。 (本人の言葉から) 永い時間をかけて、岩石が土になった。 その土を少しだけ頂き、川に流れる水を混ぜる。 土地には木が生えている。 その木で火をおこし、土を焼く。 母岩へとふたたび近づいた「やきもの」は、 人の手に渡り、やがてまた土に還る。 (作家のホームページより)

陶芸家クリス・クラークさんの電気窯エレメント交換しました

チタンスリップ+塩釉のマグ タンブラー、チタン/灰釉、塩釉窯 マグ、コバルトスリップ、塩釉窯 ラージヴェイス、穴窯、天然木灰(自然釉)、塩釉窯 大鉢の取っ手、コバルトスリップ、塩釉窯 保護団体からやってきて、この時はまだ名前がなかった。 養老渓谷近くにある クリス・クラークさん の工房に伺った。目的は窯のメンテナンスとエレメント交換だが、作陶のいろいろを教えていただいた。 クリスさんはロンドン生まれだがもう日本に来てからの年月の方が長い。市川で陶芸教室を主宰、また養老渓谷の工房には大きな登り窯と穴窯があり、穴窯では塩釉の作品を作っている。日本で数少ない塩釉作品の作家としても名高い。 なんでも気軽に教えてくださる。塩釉の基礎化粧泥はガイロメ1に対して長石2、それに酸化物を加える、コーン8になったら15キロほど塩を投入する、2時間後、窯内がコーン9になったら窯を閉じ焼成を終える、全体に塩釉特有の模様が出るように、一つの作品の焼成位置を変えて4、5回も焼くこと、など。 塩釉では複数回焼成することで模様のバランスをとることを初めて知った。クリスさんの魅力ある塩釉作品の数々は主にデパートなどでの展覧会で出会うことができる。どんなに魅せられても、皆さんくれぐれも 電気窯に塩を入れたりしない でください!危険ですし即窯は壊れます。

パステル調の可愛いブローチを作りました

砂糖菓子のような小物たち ご自分の工房にある様々な釉薬カラーパレットから作った、パステル調の淡い色のブローチをご紹介します。堀和子さん(埼玉)の作品はいろいろな釉薬、下絵具、また和陶芸の伝統的な釉薬を数多く使って色分けや混色をして色を作り出すことが特徴です。 一片の長さは4-5センチほど。思わず手にとって食べたくなるクッキーのようなミルククリーム色のブローチは茶色の縁が鉄釉、その他ベルベット下絵具のロイヤルピーチ(V374)、ブライトカラー釉のローズピンク(053)やパンプキン(013)、パリグリーン(085)、セレブレーションの若草色(142)など、また最後に上から塗るというサハラ釉のイエロー(60)、また水色、グレーなど、この写真の作品には10色ほども使われています。土は半磁土、1230℃焼成。 裏側に接着する金具によって、ブローチにもヘアピンにもペンダントにもなるでしょう。ひとつひとつが丁寧に愛おしむように作られているのを感じます。

波佐見焼が東京にやってきます!

長崎・波佐見焼展が9/5〜9/10、猿楽町ヒルサイドテラスで開催されます。 波佐見焼販売、波佐見町でしか購入できない農産物、絵付け転写など子供向けワークショップや実演など、盛りだくさんのプログラムで家族で楽しむことができます。そろってご参加ください。はる陶房のkaoruさんからの紹介です。