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Human and Animal 展への寄付を募っています







ベス・カヴェナー作 シャドー・パートナー  
Photo:  Courtesy of the Jason Jacques Gallery and the Artist

特別展

Human and Animal - 土に吹き込まれた命

21世紀陶芸の革新


出品作家(5名) 
Kim Simonsson(フィンランド)、Beth Cavener (アメリカ) 、Stephanie Quayle (イギリス)、Susan Halls (イギリス)、奈良 美智(日 本)、5名の作家の新作、ドローイングを含む、計約100点を展示します。

日 程

第一会場
岐阜県現代陶芸美術館
2021年4月24日(土)~6月20日(日)
〒507-0801岐阜県多治見市東町4-2-5 セラミックパークMINO内
http://www.cpm-gifu.jp/museum/01.top/index1.html

第二会場
滋賀県立陶芸の森
2021年6月26日(火)~12月19日(日)/展示替え9月6日〜9月17日

第三会場
2022年5月〜追って巡回予定をお知らせいたします。

主催
滋賀県立陶芸の森
Human and Animal展実行委員会 (Executive Committee of Human and Animal)

企画協力
株式会社 ヒューステン(英語表記 hus-10, Inc.)
167-0022 東京都杉並区下井草3-15-8
TEL 03-5930-1133 FAX 03-5930-3311
Email: 2021human.and.animal@gmail.com

★ディスプレイ・カタログに関わる費用の一部に使わせていただくための寄付を募っています

ご寄付いただける場合の送金先(展示台・パネル・輸送費一部、目標額150万円)
PAYPAL をご利用の場合

URL:  paypal.me/humanandanimal
PayPal account: info@hus-10.com (Human and Animal展と明記ください)

銀行送金 をご利用いただく場合
1 銀行名 みずほ銀行
2 支店名 荻窪支店(店番号244)
3 口座番号 4110689
4 口座名 
Human and Animal展実行委員会

展覧会趣旨
近年ますますアートやデザイン、陶芸や彫刻といった領域の境界線が曖昧さを増してきています。それは日本だけでなく海外でも、器の素材から離れあらためて土の造形がアートと捉えられることで、土のさまざまな可能性が見いだされています。そこには、陶芸の素材ならではの優れた可塑性や、焼成方法、自然と人間、現代社会との関わりなど、さまざまな要素が浮き彫りにされています。

今回の出品作家のアメリカで注目されるベス・カヴェナーは、土のもつ可塑性を生かしながら動物の毛並みや動きをリアルに表現し、人間の心理を映し出します。また、イギリスのステファニー・クエールは、土で大胆に形づくりながら、動物たちの生き生きとした動きを表現し、動物がもつ本能に迫り、あるべき人間と動物との関係を探っています。同じくイギリスのスーザン・ホールズは、イギリス陶芸基盤にあるうつわの形から動物の形に膨らませています。そしてラク焼を駆使しながらリアルに動物を表現しています。フィンランドのキム・シモンソンは、人間や動物の造形を通して人間社会の純潔や冒とく、緊張と弛緩、権威に対して日本の“かわいい”に象徴されるポップカルチャーなど相対する様相を組み込んだ世界をつくり出しています。そして日本の奈良美智は、粘土に表現素材を変えることにより、彼の絵画に登場する独特の人物のモチーフから、3次元の中に新たなイマジネーションを広げています。彼の陶芸作品からは、土と対話するなかで生み出される奈良のもうひとつの世界をみることができます。

人や動物は、芸術の中でも原初的なモチーフながら、彼らは土の特徴を生かすことで、スピード感や躍動感、リアリティ溢れる個性的な表現で、人間の心理や動物の本能を探りながら心の中の形を表現し、その姿は、まさに命を吹き込まれたようです。本展覧会では、土と対話しながら生み出される土のアートの最先端を、日本やアメリカ、ヨーロッパの今、注目される代表的な作家たちの作品を通して、浮き彫りにします。

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