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垂直に伸びたポールの先に思いがけない柔らかさを見つけてホッとする |
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左と右の触手が対話する。本体と、壁に伸びる陰影とが対話する 柔らかなLEDの光が対話と響き合う |
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下へ下へと長く伸びる振り子をふと触ってみたい |
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以外にも振り子はそれ自体が揺れるのではなく船のような本体を 揺らす。作家が上に乗る無数の物体の位置を変えると 微妙なバランスによって作品はとどまる場所を知る |
菅野 猛さんの個展「桔梗」が六本木のストライプハウスギャラリーで
開かれていた(1月26日まで)。
人の「ほっこり」がテーマという。
金属の彫刻でありながら、暗くなった夜の電車から
家々の灯りを見るときに感じるような暖かさに
溢れている。
菅野さんが師と仰ぐ篠田守男氏の彫刻には緊張感と
トリッキーな驚きがあるが、菅野さんの作品には
文字通り灯り(あかり)と暖かさを感じる。
何より、磨き上げられた金属と、白い壁に映し出される
影と光が相まって非常に美しい。
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