Skip to main content

伸びやかに生きた・無惨に死んだ

伸びやかに枝を広げる木

この幹の根元は厚さ3センチ、石畳の目地の幅
地上から2、3センチ立ち上がったところで
お尻を突き出した形になった

横幅は17、8センチ

左の石畳をかすかに持ち上げているのがわかる

無惨に刈られた根元


ヒュース・テンのある西武新宿線下井草駅。
その駅前に伸びやかな姿の木があった。
人の背丈を優に超えて涼しげに葉を茂らせていた。
よく見ると根元は3センチほどの太さ。
横幅は17、8センチにも広がっている。
石畳の隙間から健気に育ち、石畳のすぐ上からは太さが
直径10センチ以上になっている。
なんとたくましい生命。がんばれ!
ポールに寄り添って、けれど一人で凛と
立ち上がっていた。
もう少しで涼しげな木陰をつくるはずだった。

ある日。木は影も形も無くなっていた。
無惨に切り取られた切り株。
切り株は木の秘密を明らかにした。なんと
幹をTの字(かすかに十字になりつつあった!)
にして身体を支えていたのだ。
石畳の隙間から幹を伸ばし、石畳を超えると
だんだん樹木らしい体裁を整えて太い幹に育っていた。
なんという生命力!

何故生き延びさせてあげなかったのだろう。
目の前にある交番なのか杉並区なのか。しかも
切ったのではない、まるで力任せに叩き壊したような
切り株。誰も気がつかないように通り過ぎる。











Comments

Popular posts from this blog

ドライクレイ(粉末粘土)の使い方説明しています

二重のビニール袋に入ったドライクレイ2キロ 最初に: ドライクレイ(粉末)粘土はまだ日本で十分知られていないようですが、粘土を粉状で使用することにはとても大きな利点があります。 顔料やナイロンファイバーなど、必要な原料を添加する時、粘土が粉状であれば楽に税量同士を混合することができます。例えば白粘土で作った作品に黒土(例えばB3ブラウンをスリップにして)の泥粧を施し、掻き落とし技法で模様を掘れば素地の白い模様ができあがります。 顔料メイゾンステイン 1 カラークレイを作る 粉状の粘土に顔料を加えます、色によって、 ドライクレイの重量比3〜5%、または8〜10% ほどの顔料を加える。加える量は、テストして 色の濃さを調整してください。 両方が粉末のため簡単に均一に混ぜることができます。 ドライクレイのビニール袋の口を開けて必要量の顔料を 加えてビニールの口を閉じる。粉が外に出ないよう袋の 口を閉じてよく混ぜる。 2 ナイロンファイバーを混ぜて収縮強度を高め、粘土の重量を軽くする ナイロンファイバーをよく手でほぐし、たんぽぽの種 ナイロンファイバー ほどにふんわりと広げてドライクレイに混ぜる。 この時も粉が飛ばないよう、ビニールの口をしっかり閉じてから混ぜます。 3 泥粧(スリップ)を作る 白の化粧泥、黒の化粧泥など、加える水の量を調整することで、生の粘土から泥を作るより簡単に均一の泥粧を作ることができます。下の「ドライクレイに水を加える」を参考に、水は目的にあった量を加える。 ハンス・コパーやルーシー・リーは、黒土に白泥粧、また 白土に黒化粧泥を塗って模様を掻き落としした作品を多く残した (トニー・バークス著「ハンス・コパー」より) ドライクレイに水を加える: ヒュース・テンではドライクレイ(粉末)を二重のビニール袋に入れ、内側のビニールは超厚手のものを使っているので、そのまま粘土を作ることができます。 まず外側のビニールの口を開き、内側の厚手ビニールの口を開けます。そこにそのまま水を加えますが目安はドライクレイの重量の28%です。2キロのドライクレイが入っていますので、およそ560グラムの水をコップに取り、少しずつ加えていきます。粉が飛ば...

ルーシー・リー Bowls & Tea cups

アートフェア東京2024 東京国際フォーラム 3月8ー10日 水戸忠交易ギャラリー (ホテルニューオータニ)3月12−24日 

戸田 浩二 作陶展 「尖」

ギャラリーこちゅうきょ 中央区日本橋 T:03-3273-1051 3月11日(月)〜16日(土)  筑波大学を卒業後、伊藤東彦氏に師事、茨城県笠間市に薪窯を築いて作陶、数々の賞を受賞している戸田氏の端正な作品をご堪能ください。