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天野太郎の建築展



建築家・天野太郎は1952年渡米し、タリアセンにおいて晩年の
フランク・ロイド・ライトに直接師事した数少ない日本人の
ひとりです。ライトの「有機的建築」の思想をよく修めた天野は
帰国後、音羽の家や新花屋敷ゴルフクラブハウスにおいて、
その体得した経験を実作として世に問い大きな反響を得ました。

その後、文部省海外研究員として中近東工科大学(トルコ)
客員教授の任務をすませて欧州建築視察に向かった天野は、
アルヴァ・アアルトの建築に接して新たな目を開かれ、
帰国後の武蔵嵐山カントリークラブ、また松原の家(黒澤明邸)
などにこの影響が見られるようになります。
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天野が求め続けてきたものは、そこに住む人の存在に重きを置く
空間、人間の日々の生活感情を尊重しそこから発想する建築
空間で、さらにその質としても優雅さ(grace)を具えたものでした。
本展は天野の主要作品の設計原図、模型、図面、写真、資料等を
一同に厚め、天野の目指した空間をたどるものです。

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