Skip to main content

アメリカンラクーの創設者ポール・ソルドナー氏逝去

 02t1

 pedpiece32
from Soldner's HP

陶芸の名門スクリップス・カレッジで長く教授であった
ポール・ソルドナー氏が1月3日、クレアモントの自宅で
亡くなった。89才だった。

60年代のアメリカ西海岸での陶芸で大きなエネルギーを
生み出した陶芸家の一人がポール・ソルドナーだ。
ピーター・ヴォルコスの教える最初の大学院生として
陶芸機材もゼロからのスタートだった。ジャンクから
創り出したろくろはカリフォルニアのスタンダードに
なったほどだ。

また、なんといっても彼の名前は、今や世界に名高い
アメリカン・ラクー技法を打ち立てたことで知られる。
焼成後の作品を取り出して新聞紙やおがくず、枯れ葉など
身近なもので還元する方法で場を盛り上げる天才だった。

その業績は4日のロスアンジェルス・タイムズ紙
紹介されている。NCECA(エヌシーカ)と呼ばれる
全米の陶芸会議が毎年春に開かれるがその重鎮でもあった。

飾らぬ人柄は多くの人に親しまれ、毎年NCECAでは
ポスターにサインをして配っていた。ポスターとは
毎年、決まって自身を含めた全員がヌードになった写真だ。
またジャズのアドリブ性に影響を受けた世代だよ、と
自分を語っていた。身近な材料や身の回りのできごとに
即興性で対応するのが得意な、という意味だろう。

Comments

Popular posts from this blog

ドライクレイ(粉末粘土)の使い方説明しています

二重のビニール袋に入ったドライクレイ2キロ 最初に: ドライクレイ(粉末)粘土はまだ日本で十分知られていないようですが、粘土を粉状で使用することにはとても大きな利点があります。 顔料やナイロンファイバーなど、必要な原料を添加する時、粘土が粉状であれば楽に税量同士を混合することができます。例えば白粘土で作った作品に黒土(例えばB3ブラウンをスリップにして)の泥粧を施し、掻き落とし技法で模様を掘れば素地の白い模様ができあがります。 顔料メイゾンステイン 1 カラークレイを作る 粉状の粘土に顔料を加えます、色によって、 ドライクレイの重量比3〜5%、または8〜10% ほどの顔料を加える。加える量は、テストして 色の濃さを調整してください。 両方が粉末のため簡単に均一に混ぜることができます。 ドライクレイのビニール袋の口を開けて必要量の顔料を 加えてビニールの口を閉じる。粉が外に出ないよう袋の 口を閉じてよく混ぜる。 2 ナイロンファイバーを混ぜて収縮強度を高め、粘土の重量を軽くする ナイロンファイバーをよく手でほぐし、たんぽぽの種 ナイロンファイバー ほどにふんわりと広げてドライクレイに混ぜる。 この時も粉が飛ばないよう、ビニールの口をしっかり閉じてから混ぜます。 3 泥粧(スリップ)を作る 白の化粧泥、黒の化粧泥など、加える水の量を調整することで、生の粘土から泥を作るより簡単に均一の泥粧を作ることができます。下の「ドライクレイに水を加える」を参考に、水は目的にあった量を加える。 ハンス・コパーやルーシー・リーは、黒土に白泥粧、また 白土に黒化粧泥を塗って模様を掻き落としした作品を多く残した (トニー・バークス著「ハンス・コパー」より) ドライクレイに水を加える: ヒュース・テンではドライクレイ(粉末)を二重のビニール袋に入れ、内側のビニールは超厚手のものを使っているので、そのまま粘土を作ることができます。 まず外側のビニールの口を開き、内側の厚手ビニールの口を開けます。そこにそのまま水を加えますが目安はドライクレイの重量の28%です。2キロのドライクレイが入っていますので、およそ560グラムの水をコップに取り、少しずつ加えていきます。粉が飛ば...

ルーシー・リー Bowls & Tea cups

アートフェア東京2024 東京国際フォーラム 3月8ー10日 水戸忠交易ギャラリー (ホテルニューオータニ)3月12−24日 

戸田 浩二 作陶展 「尖」

ギャラリーこちゅうきょ 中央区日本橋 T:03-3273-1051 3月11日(月)〜16日(土)  筑波大学を卒業後、伊藤東彦氏に師事、茨城県笠間市に薪窯を築いて作陶、数々の賞を受賞している戸田氏の端正な作品をご堪能ください。