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hus-10陶芸作品展が終わりました

「hus-10作品展・懇親会」へのご参加ありがとうございました!

鑑賞者の投票による受賞者、および審査員特別賞受賞者が決定
「ベルベット賞」   戸上明子(東京都)作品タイトル「ドールハウス〜迷宮の教室」
「ルーシー・リー賞」 本間友幸(長野県)作品タイトル「薔薇貫入大鉢」
「ハンス・コパー賞」 田畑奈央人(石川県)作品タイトル「海賊の箱」
「審査員特別賞」   濱田啓塑(北海道)作品タイトル「掛花入れ」

2007年10月11日~14日の4日間、目黒美術館区民ギャラリーで開催された「hus-10作品展」は、350名を越えるご来場者をお迎えし、皆様のご協力のもと、無事に幕を閉じました。

ヒュース・テンのお客様の作品82点と招待作家、野村淳二氏(佐賀嬉野)、加藤委氏(岐阜県)、上野勝己氏(東京)の作品4点が会場に並び、来館された方々がその技術的な高さと作品の多様さに驚き、すばらしい作品群に魅入っておられました。

最終日の14日(日)には、日本伝統工芸会正会員で今お忙しくご活躍していらっしゃる佐伯守美氏をお迎えし、会場で皆様の作品の寸評や審査をしていただきました。日本伝統工芸会正会員の佐伯氏は樹林の練込象嵌で多くのファンを持ち、東京芸大、文星芸術大学で教えていらっしゃいます。

審査員佐伯守美氏による寸評
   「審査員賞は濱田さんの掛花入れにしましたが、もう少し
   それぞれが大きく25cm程度あるともっと良いと思った。
   デザインがモダンできれい。あと長野元博さんの「ハイツ2008」
   もねずみの表情が豊かでおもしろい。また、橋本礼子さんの
   「アジアの純真」もおもしろい色遣いをしていて良いと思う。
   くどくなりすぎないようにすると良い。末田寛治さんの「Carnival」
   も形がユニーク、色は使いすぎている感もあるがおもしろいと思う。」

また出品者それぞれ批評をお願いする場面もあり、快く質問にも答えていただいた。会場を移しての懇親会では作品全部の写真をプロジェクターで投影し、参加くださった作者の説明や質問などが出され「一人で作っているので他の人の作品を見、話を聞くことが出来て励みになった」という感想も多くいただきました。

「来年はもっと良い作品を出しますよ」と何人もの方がおっしゃってくださったが、来年、、、は予定していなかった。喜んでいただけて本当にうれしく大いに楽しませていただいたが、労力と費用を考えて可能かどうか、、、検討しなくては。

来年はヒュース・テンセミナーでさまざまなワークショップやレクチャー、美術館ツアーを計画しています。また違った形で陶芸を楽しんでいただきたいと考えていますのでどうぞよろしくお願いいたします。

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